【14,730台】ホンダZR-V・シビックにリコール|シートフレーム端部が保安基準に不適合

車検・制度の最新情報

※この記事は、国土交通省と本田技研工業が公表したリコール資料をもとに作成しています。

2026年7月30日、本田技研工業は「ZR-V」と「シビック」の運転者席・助手席に関するリコールを国土交通省へ届け出ました。

対象となるのは、2025年1月14日から同年7月30日までに製作された一部車両で、対象台数は合計14,730台です。

運転者席と助手席のシートバックフレームの一部が正しく成形されておらず、フレーム端部の形状が保安基準に適合しない可能性があります。

現時点で不具合や事故は報告されていませんが、対象車は運転者席と助手席のシートに保護材を追加するリコール修理が必要です。

この記事では、今回のリコールの内容、対象となる型式・車台番号、修理内容、対象車か確認する方法を解説します。

ホンダZR-V・シビックのリコール概要

今回のリコールの概要は、次のとおりです。

項目内容
リコール届出番号5854
届出日2026年7月30日
リコール開始日2026年7月31日
対象車種ZR-V・シビック
対象台数14,730台
不具合部位運転者席・助手席のシートバックフレーム
不具合件数0件
事故の有無なし
発見の動機社内試験

対象台数の内訳は、ZR-Vが10,923台、シビックが3,807台です。

リコールの原因はシートフレーム端部の成形不良

問題が確認されたのは、運転者席と助手席のシートバック内部にある「左側サイドフレーム」です。

このフレームを成形する金型と製造管理が不適切だったため、フレームの端部が正しく成形されていないものがあります。その結果、フレーム端部の形状が保安基準に適合しません。

シートの表面からは確認しにくい部分であり、使用者が外観だけで対象かどうかを判断することは困難です。

なお、国土交通省の届出資料には、今回の不適合によって具体的にどのような事故や症状が発生する可能性があるかまでは記載されていません。

「シートが外れる」「走行中に倒れる」といった不具合が公表されているわけではないため、資料にない危険性まで過度に心配する必要はありません。ただし、保安基準に適合しない状態であることから、対象車であれば早めに改善措置を受けましょう。

リコールの修理内容

対象車は、運転者席と助手席の左側サイドフレーム端部に保護材を追加します。

シートやシートバックフレームをすべて交換する措置ではなく、基準に適合していないフレーム端部を保護材で覆う内容です。

リコール修理は原則として無料ですが、作業時間は公表資料に記載されていません。部品の準備状況や販売店の予約状況もあるため、来店前に最寄りのHonda販売店へ確認してください。

リコール対象となる型式・車台番号

対象となる型式、車台番号、製作期間、台数は次のとおりです。

車種型式車台番号の範囲製作期間台数
ZR-V6AA-RZ4RZ4-1116272~RZ4-11240262025年1月14日~7月28日7,186台
ZR-V6AA-RZ6RZ6-1105560~RZ6-11091012025年1月14日~7月28日3,357台
ZR-V5BA-RZ3RZ3-1100640~RZ3-11009872025年1月14日~7月23日281台
ZR-V5BA-RZ5RZ5-1100255~RZ5-11003872025年1月14日~7月23日99台
シビック5BA-FL1FL1-1301523~FL1-13022092025年3月14日~3月22日667台
シビック5BA-FL1FL1-1400002~FL1-14018152025年3月22日~7月30日1,716台
シビック6AA-FL4FL4-1201644~FL4-12024592025年3月14日~3月22日598台
シビック6AA-FL4FL4-1300001~FL4-13012192025年3月22日~7月28日826台
合計6型式2025年1月14日~7月30日14,730台

車台番号が上記の範囲に入っていても、リコール対象ではない車両が含まれている場合があります。反対に、車種名や年式だけで対象外と判断するのも避けましょう。

最終的には、車検証に記載された車台番号を使ってHondaの検索ページで確認するか、Honda販売店へ問い合わせる必要があります。

交換修理用として出荷されたシートフレームも対象

今回のリコールでは、新車に装着されていたシートフレームだけでなく、交換修理用部品として出荷されたバックフレームも対象となっています。

対象部品部品番号出荷期間数量対象車種
運転者席側バックフレームASSY81125-3V0-J512025年1月10日~2026年7月10日57個ZR-V
助手席側バックフレームASSY81525-T24-Z612025年4月9日~6月23日4個ZR-V
運転者席側バックフレームASSY81125-T50-J712025年3月8日~7月28日7個シビック
合計68個

これらの部品を組み付けた車両は、Hondaが追跡調査を行い、車両を特定したうえで使用者へ案内します。該当する車両には、完成車と同様に保護材を追加する改善措置が実施されます。

過去に事故修理などで運転者席や助手席のシートバックフレームを交換している場合は、念のためHonda販売店へ確認しておくと安心です。

自分の車がリコール対象か確認する方法

対象車かどうかは、Honda公式サイトの「リコール等情報対象車両検索」で確認できます。

確認には、車検証または電子車検証に記載された車台番号が必要です。

  1. 車検証で車台番号を確認する
  2. Hondaのリコール等情報対象車両検索を開く
  3. 車台番号を入力する
  4. 未実施のリコールが表示された場合はHonda販売店へ連絡する

Honda「リコール等情報対象車両検索」

Hondaでは、2026年4月1日以降に届け出たリコールについて、従来のペイントやステッカーではなく、公式検索ページに表示される「実施済」の表示を改善済みの識別としています。

中古車を購入した場合や、住所変更後にメーカーへ情報が反映されていない場合は、案内が届かない可能性もあります。ダイレクトメールを待つだけでなく、自分で車台番号を検索して確認しましょう。

リコール対象だった場合はどうすればよい?

対象車だった場合は、最寄りのHonda販売店へ連絡し、リコール修理を予約します。

今回の届出では不具合件数0件、事故0件となっており、直ちに走行を中止するような指示も公表されていません。

ただし、不具合や事故が発生していないからといって、修理を受けなくてもよいわけではありません。対象車は保安基準に適合しない可能性があるため、販売店と日程を調整し、早めに改善措置を受けることが大切です。

作業時間や代車の有無は販売店によって異なります。予約時に確認しておきましょう。

まとめ|ZR-V・シビックの所有者は車台番号を確認しよう

ホンダZR-Vとシビックの一部車両に、運転者席・助手席のシートバックフレーム端部が保安基準に適合しない可能性があるとして、リコールが届け出られました。

対象台数は合計14,730台で、改善措置は運転者席と助手席の左側サイドフレーム端部への保護材追加です。現時点で不具合や事故は報告されていません。

対象となる車台番号の範囲には、リコール対象外の車両が含まれている場合があります。ZR-Vまたはシビックを所有している方は、年式だけで判断せず、Honda公式サイトで車台番号を検索してください。

対象と表示された場合は、Honda販売店へ連絡し、早めに無料修理を受けましょう。

参考資料

コメント

タイトルとURLをコピーしました